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2016年05月21日

「ゴースト・ボーイ」で気づく人間の力 Part-1

ゴースト・ボーイ

少し前に、「ゴースト・ボーイ」という本を読みました。

この本は、著者が実体験を書いたドキュメンタリーで、ぜひブログでご紹介したいと思っていた本です。

偶然知りましたが、5月19日のテレビ番組「奇跡体験 アンビリバボー」で紹介されていました。

活発な少年が、ある時を境に、徐々に元気がなくなり、寝てばかりになっていき、そのうち、四肢が動かなくなり、視界が悪くなり、記憶力も落ちてきて、発病から一年後には、目は開いているものの、全く意識もなくなり、まさに、“生きた屍(しかばね)”状態になる。口に食べ物を入れると、無意識に口を動かすなどの生体反応のみある状態。

3年後に意識は回復(19歳頃)。しかし、目のまばたき以外は、相変わらず、どこも完全に動かせないので、誰にも、自分に意識が戻っていることを知らせることができない。

その状態で10年。 

タイトルの「ゴースト・ボーイ」は、意識がはっきりしているのに、自分の意志で全く身体が動かないから、そこにいないも同然だ という意味で、著者のマーティンさんが自らに名付けた名前。

白雪姫プロジェクトという有志の活動があります。

 「僕の後ろの道はできる」という山元加津子さんのドキュメンタリー映画の広まりから生まれた活動で、寝たきりで意志の疎通が出来ない方々と、そんな状態に絶望している家族を繋ぐ活動です。

そのムーブメントを応援したいと思うのと同時に、山元加津子さんはもちろん、この活動に携わる方々が、とても気持ちいいエネルギーを発しておられる方ばかりなので、なぜそうなれるんだろう? なにがそうさせるんだろう?という興味もひかれています。

この本は、そことは全く別のルートで知った本ですが、この本は「白雪姫プロジェクト」をとても助けるものだと感じて、読み始めました。

その通りでしたが、各所に、とても深い真理を知れる、とても深遠な本でもあることに気づきました。

意志の疎通がはかれない家族や知り合いがいる方々だけでなく、誰にも必要な、重要な真理が含まれています。

表面上、問題がなくても、心が限界の人、ひきこもり状態や鬱状態の人や、それに悩む家族。 カウンセリングやヒーリングに携わる方々など、様々な人に読んでいただきたいドキュメンタリー本です。

ポイントを何回かに分けて、ご紹介していきます。 

テレビ番組を見るだけでは、ただの感動話、奇跡の物語にしか見えないと思います。 でも、この実話は、ただの奇跡の物語ではなく、ほんのちょっとしたきっかけで、人間が奇跡の力を発揮できることを要所要所で見せてくれます。じっくりと見つめてみることで、確実に、ご自分の日常生活に役立てられます。


1.「ゴースト・ボーイ」だからこそ、人は安心して話すことができる

  マーティン(著者)と二人っきりになった時に、介護スタッフが、ポロッと自分の悩みや苦しみを話す人が多い。そして、話した人は少し元気になる。

2.人は絶望が深くなりすぎると心を閉ざし、希望を捨てる。

  人は未来の希望を全くイメージできなくなると、心を閉ざし、何も見ようとしなくなる。絶望が深すぎて、つらい現実から目をそらし、一切みなくなる。マーティンが意識が戻ったことに身近な人が気づけなかったのは、長い介護生活で希望を全て失い、絶望の中にいたため、誰もマーティンの顔や瞳をみることをしなくなっていたから。マーティンの顔や瞳を見ると、絶望をさらに感じてつらくなるからです。

3.言葉を話す、表情を現す、身体が動くなどの反応がないと、相手が【物】にしか見えなくなる

  人がどのくらい、言葉や動き、反応にだけ頼っているかということ。 相手の反応がないと、相手は何も分かっていないと思い込んでしまう。相手が自分が知っているパターンの反応をしないと、相手のことが分からなくて、不安になる。自分が理解できる反応を現さないと、そのうち、相手が生きた人間に見えなくなり、物やロボットのようにしか感じられなくなる。そして、ひどいことを平気で行ったり、とことん残酷になる。また、凶暴になる。自分のストレスのはけ口にする人も出て来る。 乳幼児の虐待も、まさにそれ。

  人は、会話している時、息遣いや間、抑揚などで、相手の感情や状態を感じ取ります。そのため、機械の音では、それが出来ないため、その人と心理的距離感が縮まらない。対等な相手として見ることができない。いつまでも、相手をかわいそうな人、手伝わないといけない人、一人では生きていけない人としか見えない心理が潜む。マーティンは、長い間、「ゴースト・ボーイ」だったため、相手の心理や感情、表情にとても敏感です。そのため、パソコンの音声ソフトを通じて、会話が出来るようになった後も、他の人たち同士がしている普通の会話とは違う違和感を感じました。自分と他の人たちとの間の距離感や、自分が彼らとは違う、“蚊帳の外”状態であることを敏感に感じ取りました。 マーティンは、本能的に、心理的距離感を縮めるために、パソコンの音声システムに、息遣いや間、抑揚などを加えていったのです。


4.精神的ストレスがあまりに危険なレベルになりすぎると、脳の意識レベルは下がり、感覚を自ら閉ざして、自分を守ろうとする

 引きこもりも、同じ状況ではないでしょうか。精神レベルでのストレスが限界に達した状態。

5.非言語コミュニケーションが出来る人は、ボディワークや五感を使うことを生業としている人が多い

 マーティンの意識が戻っていることに気づいたのは、アロママッサージをするヴァーナでした。

6.目をみて話しかけると、非言語コミュニケーションが出来る可能性が高い。

 人間の瞳は、様々な情報を伝える窓。恋をするカップルは、お互いの目を覗き込むだけで、相手のことが分かると言われますが、まさにそれ。 現代人のコミュニケーションは、言葉や行動だけに偏っていることが顕著に分かる。

7.自分でもできる! 誰かのためになることができるんだ! と希望が持てるようになれば、奇跡的なスピードで、どんどん出来ることが増える

8.トラウマ、心の傷は、カウンセリングやヒーリングで癒さないと手放せないという思い込みは捨てよう

 マーティンが「ゴースト・ボーイ」だった頃、いわば、年頃の若い男の子でした。著書には、ほんの少ししか出てきませんが、それだけ深い心の傷とトラウマとなっていることを、とても深く感じて、私は心が痛くなりました。全く何も出来ないから告げ口も絶対にされないと安心しきった介護スタッフが、マーティンを人間として扱かわずに、ありえない虐待をしてきたようです。虫けらのように人間を扱い、暴力を振るったり、暴言をぶつけたり、いじめたりする人たちと同じように。虐待の中には、性的虐待もかなりあったようで、人間の尊厳を踏みつけにされるようなひどいこともされたようです。

 マーティンは、そのトラウマと心の傷に毎晩のようにうなされ、いつまで経っても抜け出せない暗闇の中で苦しんでいました。そんな中、マーティンを助けたのは。。。。  守りたい大切な人、ジョアンナができたからです。彼女を守りたい、喜ばせたい。マーティンは、トラウマに満ちた過去に意識を向けるのはやめ、大切な人との未来に意識を向けることで、トラウマや心の傷を手放しました。


9.大切な人との奇跡的な出会いは、彼女が自分自身の人生に対して自信と強さに溢れていたから

 マーティンの奇跡の物語だけを聞いていると、マーティンは、なんて幸運で奇跡的な人なんだろう!としか思えないでしょう。 確かにそうですが、私が著書で感じたのは、素晴らしい人生のパートナーと出会うことを、彼女のほうが、強く信じて、そのことに対して何の迷いもなかったからだ ということです。 テレビだけを見ていれば、「マーティンは、心の広い、思いやり深い女性に出会えて、ラッキーだな」としか思えないかもしれません。しかし、私が著書を読んで強く感じたのは、「一生の伴侶に出会えたジョアンナに感嘆する! 絶対に出会える、出会えないなんてありえない!と自信をもって信じ続けていたから、マーティンを見つけられたんだ!」というほうでした。

10.五感が使えている人は、自分の感覚に強い信頼感が持てる

 ジョアンナは、出会った瞬間、マーティンに惹かれました。マーティンが話せなかろうが、身体が動かせないだろうが、障害があろうが、そんなことはどうでもいい。 ジョアンナは、マーティンに会った瞬間の自分の感覚を信じました。そして、その感覚通りに、素直に行動しました。 周りから色んなことを言われましたが、そんなことより、自分を信じたのです。

11.奇跡的に、どんどん人生が開けていったのは。。。

 「ゴースト・ボーイ」は、自分が何もできないため、助けてくれる人に全て任せるしかありませんでした。そのため、自分が何をしたい、どこに行きたいという発想すらありませんでした。 ジョアンナと暮らしはじめて、常に自分の思いや感覚、感情に正直に生きるジョアンナは、なんでも自分に合わせて、自らどうしたい、どこに行きたいと言わないマーティンに怒りました。 マーティンは、誰かの都合に合わせる生き方しかできなかったため、そう言われても、生き方のクセはなかなか変わりません。でも、マーティンは、ジョアンナを幸せにしたいという強い思いから、そうする“練習”をはじめました。



著書は、出会った彼女と結婚し、マーティンが住む南アフリカからイギリスに引っ越し、一緒に住み始めた頃までが書かれています。

テレビ番組では、その後のマーティンの様子が伝えられました。 著書の後から7年です。 全く動かなかったマーティンの身体は、下半身が動かない以外は、健常者に見えるくらい自然に動くようになっていました! 

これは。。。。 マーティンが、自ら、こうしたい!自分の人生でこんなことを達成したい!という強い思いに身体が応えたからではないか? そう思いました。


テレビ番組は、感動話として、上手に作っていました。

出演者たちのコメントを聞いていても、「諦めずに生きていれば、救ってくれる優しい人がいる」という感動話で終わっていました。

でも、この実話は、そんなに浅いものではないと思います。 

“障害者が、思いやり深い善意のある人に助けられて、社会で生きていけるようになった” というような、障害者と健常者を分けてみるような、“かわいそうな人を社会で助けましょう” というだけの浅い話ではありません。

どんな人間にも、奇跡的な力を引き出す力がある。 しかし、そのための鍵がある ということを気付かせてくれる、大いなる実話だと私は感じています。 全ての人に読んでもらいたい。

この実話の中の現象を、フラワーエッセンスを絡めながら、一つ一つご紹介していきたいと思います。








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1990年にフランスで開催されて以来、世界各国で開催。
これまでで最大規模で、2014年5月2日~6日 日本で13年ぶりに開催。