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2014年07月05日
日本と海外とのペースの違いで苦労
私はこのエッセンスは使ったことがないのですが、お手紙をいただいたので、興味深く拝見しました。
名前は伏せますが、カナダのフラワーエッセンスです。
【カナダのお医者さんが日本人のために作ったフラワーエッセンス】というのがウリのところです。
こことは、なかなかご縁が繋がらないので、私とはご縁のないところなんだろうなぁ~と思って、遠巻きに見ておりました。
フラワーエッセンスに興味のある方なら、分かっていただけると思いますが、いくら金額が安くても、海外のメーカーから個人輸入で取り寄せるのは、色々面倒くさいし、正直なところ、イライラしたり、なかなか返事や連絡がとれず、ホントに大丈夫なんだろうか、、、という不安で落ち着かなくなるので、スピーディーに、かつ、確実に、また、きめ細かい対応を求めて、日本総代理店からフラワーエッセンスを買うことがほとんどです。
日本総代理店なので、お客様から注文があれば、すぐに出せるように、在庫も確保してくれていて、注文したら早ければ翌日に確実に届くのが魅力。
でも、ここは、そうじゃなかったんですね(^-^;
『カナダ製造のため、冬や積雪などの天候による輸送問題、夏は長期休暇などの理由から、長期間欠品で大変ご迷惑をおかけしておりました』
うーん、こりゃ、困りますね。
『その問題を解決するべく、製造工場の変更を試みたり、発注時期を早めたりと改善を試みてまいりましたが、残念ながらその問題を解決することができませんでした』
欧米系の国では、仕事も担当も個人単位なので、担当者が長期休暇をとれば、そこの会社に電話しても、「彼がいないから分からない。彼のホリデーが終わってから連絡して」と言われて終わりということがほとんど。
日本のように、他の人が引き継いだり、フォローしたりということがなかったりします。
なので、日本総代理店は、結構苦労してるんじゃないかと思います。
日本では、納期を尋ねれば、すぐ返事も帰ってくるし、それが守られないことなんてありえない。
でも、海外から輸入となると、これが難しい。でも、それを顧客に言っても、通用しないので、間に入る人は、めっちゃストレスです。
それに、スピリチュアル的なことに携わる人は、現実社会の縛りから自由な人が多いので、いきなりどっかに行って、どっかに籠もってしばらく帰ってこない、、、なんてことも結構あるようで。
結局、このブランドは、フラワーエッセンスを日本の工場でボトル充填することにしたそうです(中身は従来通り、カナダで作られたもの)。ボトルへの充填、ラベリングが日本で行われるため、表記は「日本製」になるそうです。あー、ややこしい(^-^;
フラワーエッセンスを日本に普及させるには、安定的に供給され、いつでもすぐに手に入るものでないと難しいのを、これを読んでいてしみじみ感じました。
結局のところ、日本人の気質 - きめ細かい対応と連絡、スピーディーな発送、確実な納期 - に合わせるため、協力してくれるところで、かつ、メーカーと日本総代理店との関係性が、とても重要な鍵になるということ。
日本が大好きで、温かい手を差し伸べて、いつでも協力する気持ちが満載の作り手さんのエッセンスでないと、どんなにいいものでも、日本では普及できないんじゃないかしら。
そう考えると、フラワーエッセンスコンファランスに来て下さったフラワーエッセンスプロデューサーたちは、日本人である私よりも真摯に日本のことを心配してくれて、愛してくれて、温かいサポートを常に送ってくれているだけでなく、実際に日本に来て色々してくださっていたので、日本人として申し訳ない気がしたくらいです。
やっぱり、何事も相性と、お互いの相思相愛レベルが同じくらいかどうか?ということですねw
そういう視点も含んで、自分にピッタリのフラワーエッセンスを選んだほうがいいです。そういう意味でいうと、フラワーエッセンスは、お金を出したら買える、ただの“商品”ではなく、作り手、それを届ける人々、代理店、販売店、そして、プラクティショナー全てのエネルギー込の“生命エネルギー”です。
ま、これは、フラワーエッセンスだけでなく、全てのことに言えることですけどw。
(西洋)医療と代替医療は、根本的なスタンスと立場が違うので、両方に足を突っ込んで両立させるのは難しいと感じています。病気の捉え方だけでなく、“治癒”に対する考え方、治療の方法も、極端に言えば、両極端ですから。
ある時、こう教えてもらって、とても納得しました。
「病院は体の反応を鈍らせることで、症状を抑えて出ないようにする。美容は、体を活性化させることで、発症しない体を作る」
ちなみに、この言葉は、アトピーがどんどんひどくなり、とうとう一番強いグレードのステロイドも効かなくなって、どの医者にも匙を投げられた時(昔はそうだったんです(^-^; だから、そんな人は助けを求めて、代替医療や自然療法に行かざるをえず、そこで初めて西洋医学以外のアプローチを受け、治ったりするのです)、たまたま、知り合った美顔器を取り扱っている人に聞いた言葉です。
最近では、自然療法や代替医療にも造詣が深いお医者さんが増えてきました。
でも、どっちの立場で、診察と治療をしてくれるかそのお医者さん次第。患者が、どっちでして欲しいかを述べれば、お医者さんもキッチリ切り替えられるのでやりやすいと思います。自分のモードをどっちに切り替えて、診察治療をするかが明確になりますから。
どっちも適度に混ぜ混ぜ、、、しちゃうと、正反対の作用になることが多いため、逆に危険な時もあります。
ある人は、昔から喘息の発作にしばしば襲われ、その度に病院で症状を抑えつける薬をもらっていました。
自然療法・代替医療が好きで、症状を抑えつける薬は使いたくない主義のその方の奥様が、ご主人の発作の時に、ホメオパシーのレメディを飲ませたそうです。
自然療法・代替医療は、体を活性化させることで、自然治癒力を目覚めさせることが多いので、溜まりに溜まった、病気を引き起こしているものを、どんどん放出させる方向に導くことが多いです。
そのため、ご主人は一時的に発作がひどくなったそうです。
そうなった時、元々小さい頃から、喘息の発作に対する恐怖を育ててきたご主人は、“このまま死ぬんじゃないか!”という恐怖のほうが大きくなって、パニックを起こして、ホントに死にそうだったそうです。
ご主人はいつものように、病院で薬や注射してもらえば、すぐに収まると思って、普段通りに病院にすぐ行った時に、奥さんがホメオパシーのレメディも飲ませたそうで(^-^;。ご主人の体内では、両極端の作用が起こっていたんだろうなぁと思います。
「お医者さんが作った」という謳い文句を見る度に、“このお医者さんは、どっちのスタンスでやってるんだろうなぁ、、、” とつい一歩ひいてみてしまいます。
このお医者さんはどうなんでしょうね?
Posted by フラワーエッセンス研究家 葛葉 at 23:43
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