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2014年05月31日

地球と繋がる・大地と繋がる 木村秋則さんの本を通して- その1-

リンゴの心 木村秋則

リンゴの心

国際フラワーエッセンスコンファランスから帰った後、私の手元に向こうから飛び込んできた本。

読み終わってから、“これも、まさしく、地球や大地に繋がるサポートとして来てたのね(ノ∀`;)” と思わされます。

「奇跡のリンゴ」で有名な農家の木村秋則さんの本です。

つくづく知りましたが、木村秋則さん、ホント、色んな分野の人と対談したり、本を共著されてたりするから驚きます。

色んな角度から、木村さんの教える自然農法、リンゴの奇跡について様々な視点から知ることが出来ておもしろいですよ。

木村さん自身、なんでこうなるんだろう?と思っていたことが、専門家が向こうから興味を持ってやってきて、対談しているうちに、アッサリ教えてくれるという形で、次々本が出ているような気がします。

リンゴの心で、木村秋則さんと対談しておられるのは、天台宗の大僧正 荒 了寛さん。ハワイで布教している方。

木村さんの本の表紙の木村さんの笑顔に惹かれて手にとったのがきっかけとか。

木村さんが、絶対に不可能と言われているリンゴの無農薬栽培を成功させたのはなぜか?というのを宇宙的な視点で話されています。

その中で、いくつか私の心に留まったところをご紹介します。

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  ケニアの人たちは、畑に入る時、必ず靴を脱ぐんですよ。
  わざわざ裸足になって作業を始めるわけ。

  「畑は命が生まれるところです。靴を履いて歩いたら失礼になります。」

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  養分を過剰に作ろうとしないんです。

  自然界では決して過剰もないし不足もありません。

  一番調和の取れた世界だと思いました。

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  自然の力に任せるということは、人間は何もしなくてもいいということではなくて、
  自然の摂理に適ったお手伝いをするという意味です。
  手抜きをしてラクをすることではない、と私は思っています。


  リンゴも私達も互いに活かし合う関係を築くとこが大切です。

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  仏教では、「(あらゆるものは)思い通りにならない」と言い、物事は機が熟せば
  (原因と条件が整えば)結果すると説きます。

  木村さんのお話を伺っていても、ただやみくもに頑張ったのではなく、
  リンゴがなるための原因と条件についての理論を徹底的に見極めたうえで
  実践されたことがよく分かります。

  ですから、特に若い人たちには、「がんばれ」とか「とにかく努力しろ」などという
  言葉に惑わされず、自分のしたいこと、その実現のためにしなければならないことを
  しっかりと見極めてほしいと思います。

  そして、大人は、軽々しく「がんばれ」となどと言わないことですね。

  今必死にがんばっている人にとって、他人から「がんばれ」と言われることは
  どれほど重圧になるかを、意識しなければなりません。
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  人は自分の利益だけを追い求めて行動すると、たいていはうまくいかないものです。
  ちょっとしたトラブルが起きた時にもつまずきやすくて、挫折しがちなんですね。

  ところが、自分のことよりも、まず人様のために行動している人は、
  いろんな苦難に直面してもそれを乗り越えていけるんです。

  とにかく大変な思いをするんだけれども、不思議な縁に恵まれたり、
  思いがけない人に支えられたりして、結果的に苦労以上の歓びを
  手にすることになっているようですね。
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  物づくりの世界でも、その基本となる心構えを後継者に伝えることを忘れ、
  技術的な指導ばかりしていると、どこかで道が途絶えてしまう。

  結局、どんな世界でも最後は心の問題に行き着くんですよ。

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  人に対しても自然に対しても心は必ず伝わる、伝わってしまうんです。
  だから、どんな知識を学ぶよりも、どんなに素晴らしい技術を習得するよりも、
  まず自分の心を育てることが第一です。

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木村さんは、農業指導の他に、学校にも講演に行かれています。

農業も子供を育てるのも同じなんだなぁ~と、しみじみ感じさせられます。

感謝の言葉をかけつづけた木は、幹が太くなり、なんの言葉もかけなかった木は幹が細い。

でも、木村さんの言うことを聞かない“つっぱり”の木もいるんだそうです!

「学校でも、意固地になっているのか、いじけているのかわからない生徒がいたり、肩肘張って突っ張った感じのする生徒がいたりするでしょ。リンゴの木にも、性格的に同じようなタイプがいて、どんなに愛情をかけても素直に受け入れてくれない木があるの。私の農園にも、一個も実らせてくれなかった“つっぱり”がいましてね。」

この木がどうしたかというと、脚本家の内館牧子さんが農園に来た時に、その話をしたら、内館さんが木に向かって、こう言って叱ったそうです。

  「いつまで突っ張ってるの?もういい加減につっぱりなんかやめて、そろそろ実をならしたらどうなの」

そしたら、翌年の秋に6個実がなり、以来、毎年リンゴが実るようになったそうです。

リンゴの木は、木村さんの思いや、人々の言葉がちゃんと分かっているw

農家の人が技術的な話を聞きたくて、集まっている農業指導の集まりでも、冒頭から自然栽培の説明を始めると、不思議と会場内がざわついて参加者の反応がよくないんだそうです。すぐにそういうことを話しだすと、彼らの心が木村さんからすっと離れていくのが分かるんだそうです。

ところが、「私は毎日リンゴの木に話しかけます。リンゴも人間と同じでいろんな性格の木があって・・・・」と話し始めて、そこから、なぜ今この栽培法が必要なのか、どういう気持で農業に取り組むべきか、といったことを話していくと、真剣に耳を傾け始めてくれるそうです。


.> > > > > その2 につづく





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Posted by フラワーエッセンス研究家 葛葉 at 10:09 │つれづれフラワーエッセンスコンファレンス(会議)


1990年にフランスで開催されて以来、世界各国で開催。
これまでで最大規模で、2014年5月2日~6日 日本で13年ぶりに開催。