2014年04月01日

中庸でバランスとりながら生きるのが一番ラク♪

◯に近い△を生きる


○(正解・正しい)、×(間違っている・正しくない)のどちらかで生きるのは堅苦しい生き方、しんどい生き方、優しくない生き方だ

絶対的な「正解」はないのだ。

「自分が変な人間・変わっている人間・わがままな人間だと理解しよう。だから、自分だけのオリジナルの生き方をしたほうがいい」

「自分がわがままであることもよく分かっている。
それどころか、自分がわがままであることを大事に生きてきた。
でも、うまく生きてこられたのは、他者のわがままも尊重してきたからだ。
自分が変だから、変な人達にも違和感がなかった。変でいいじゃないか。
家庭の中にも職場の中にも地域の中にも、自分を含めて変な人がいっぱいいる。その一人ひとりが、自分らしく自由に生きる。

自由はバランス。

自分の自由を大事にしながら、1%だけ他者の自由を尊重して生きること。
ほんのちょっと他者のことを思うことが大事。

100%自分の自由だけを尊重すると単なるわがままになる。国と国の関係では戦いになる。

このたった1%が大事なんだ。」


【1%は誰かのために】

「自分が一番可愛い。自分のため、家族のために99%は生きてきた。

でも、でも、1%だけは誰かのために、と思って生きてきた


自分の自由が大事。99%自分の自由を大事にしながら、1%はいつも誰かの自由を大事にする。

自分が自由であり続けたいと思ったら、他者の自由を大事にすること。」


「○に近い△を目指す生き方は、【別解力】を養うことができる。(別解は、その場、その時、そこに関わる人、その人たちの状況や環境などに実際に身をおいてみることで見えてくる別の解答。遠くで聞いているだけでは気づけない、見えてこない、他の答えは浮かばない)」




この本の著者は、お医者さん。ちょっと変わったお医者さん。

約4億円の赤字を抱え、さらにどんどん赤字が膨らむ病院の院長になった時、経営的には全く役に立たないことからはじめた。それで、近隣を健康にしたのに、病院は黒字化した。

赤字を黒字にするには、稼ぐことが「正解」だが、あえて「別解」を求めた。頭の中では必ず黒字にする、と思っていた。

予想通り、一時期病院はさらに赤字になっていった。それでも耐えた。数年で結果がでだした。地域が健康になっていく。医療費が安くなっていく。病院は黒字なった。

チェルノブイリ、イラクの子供たちへの救援活動を長年現地に行って続けている。



前の日記で紹介した「日本一幸せな従業員をつくる」ドキュメンタリー映画の柴田元総支配人を思い出します。

こういう“当たり前のこと”を、現実になさって結果を出されている人がいっぱいいると思うと、励まされます。

著者の鎌田實氏は、たびたび著書の中でおっしゃいます。



【目指すのは優しい医療。患者が元気になって何をしたいかを支える。

「長生き」なんか目標にしなかった。大切にしたのは「健康で幸せ」】

【正しいことをしている時は、いい風が吹いてくるのを待つ。コレが大事】

【いくつもの「別解」を導き出せるようになると、人生は豊かになってくる】

【打たれ強い強い杭になる。目立つ杭であれ。打たれるたびに杭は強くなっていく】

“優しいことをしていて、うまくいかない訳がない” という、力強い信念を感じる素敵なお医者さんです。

私は、たまたまご縁でこの本が手元に来ましたが、この方の他の著書も読みたくなりました。

フラワーエッセンスが目指すのも、まさにこんな心境。

自分の芯をしっかりたて、自分を愛し、受け入れる。

そうすることで、自分に対してしているのと同じように、他者も受け入れ、愛し、支えることが出来る。

99%は自分と家族のため、1%は誰かのため。

不思議なことに、こうしていると、たった1%のはずなのに、それぞれの1%が繋がりあい、それによってどんどん増殖し、増えていき、足し算したらそんなに大きくなる訳がないのに、なぜか巨大化して、スゴいことになるのです。

たぶん、その1%は、残りの99%が必死に支えてるじゃないかな。

ただの足し算にならないのが、エネルギーの世界の面白いところです(^^)  
タグ :鎌田實


Posted by フラワーエッセンス研究家 葛葉 at 00:57Comments(0)つれづれ

1990年にフランスで開催されて以来、世界各国で開催。
これまでで最大規模で、2014年5月2日~6日 日本で13年ぶりに開催。